こんにちは!
花ざぐるま(@kazali0617)です!
人生には「まさか自分が・・」という瞬間が度々訪れます。
宝くじが当たるような喜ばしいことで、まさか私が・・!となることもあれば、運の悪い出来事で、まさか私が・・となることも。
いい意味での「まさか」はすてきだけど、悪い意味での「まさか」に対しては何かしら対処する必要が出てきます。
まさか自分がサイフを落とすなんて・・→サイフを探す
まさか自分が事故にあうなんて・・→警察や保険会社に連絡
まさか自分ががんになるなんて・・→治療方法を探す
今回は、「まさか自分ががんになるなんて・・」という時の選択肢の1つとして、指宿にある「メディポリス国際陽子線治療センター」についてお届けします!
指宿の山奥に、がんの治療センターがあるって知ってましたか?
メディポリス国際陽子線治療センターとは?
メディポリス国際陽子線治療センターは、日本で唯一のリゾート滞在型陽子線がん治療施設です。
我々の使命は、がん患者さんとその家族への「幸せな医療の提供」です。
そのために、すべての部署のスタッフが、「患者さんや家族にとって幸せとは何か?」ということを常に考え、行動しています。多くのがん患者さんにとって、大事なことがいくつかあります。中でも、がん患者さんとその家族が自ら「がんは治るという気持ちになる」こと、「生活習慣の改善をする」ということは非常に大事です。
センターにとって大事なことは、「良い装置」であり、「良いチーム」であるということです。私の仕事は、その良い装置を維持していくことと、良いチームをさらに良いチームにしていくことです。我々が目指しているのは「世界一の陽子線治療施設」です。
陽子線で治療ができるがんは、肺がん、前立腺がん、顔にできる頭頸部がん、肝臓がん、この4つが代表的な疾患です。当センターではさらに、難治がんとしての膵臓がんや進行肺がんの治療を医療として行っています。また、2015年の夏から、早期乳がんの臨床試験を始めています。日本の「指宿」という場所から世界に向けて、陽子線による乳がんの治療を発信していくことを夢見ながら毎日過ごしています。
隣接している指宿ベイテラスに滞在しながら、がんの治療を受けることができます。
ベイテラスはリゾート施設なので一般のお客さんも宿泊できますが、メディポリスで治療を受けている方は、専用の宿泊プランがあります。
一般のお客さんより手軽な料金設定になっています。
患者さんだけでなく、家族といっしょに滞在することも可能なので、リラックスしながら治療に集中することができます!
メディポリス国際陽子線治療センターの場所
指宿ベイテラスの手前に位置しているのが、メディポリス国際陽子線治療センターです。
駐車場も近いので、移動しやすい!
鹿児島中央駅からだと、車で1時間ほどで到着。
電車の場合は指宿駅で降り、無料のシャトルバスを利用することができます。
センター内のようす
メディポリスは、地下1階と地上2階建てです。
1階に受付や診察室などがあり、地下に治療室があります。
地下の治療室は3部屋あります。
治療は1日1回。15~20分程度で終わるそう。
治療計画で決められた回数分の治療を受けます。
がん治療というと激痛を伴ったり副作用が大きいイメージがありましたが、メディポリスの陽子線治療では、痛みや熱を感じることはほぼないとのこと。
メディポリスの陽子線治療で適応しているがんについて
・頭頚部のがん
・頭蓋底のがん
・肺がん
・肝臓がん
・胆管がん
・前立腺がん
・骨軟部腫瘍
・直腸がんの術後局所再発がん
・縦隔腫瘍
・局所性の進行膵臓がん
:腎臓がん
・食堂がん
・小児がん
※治療方法は、がんの部位や形状などによってことなります。但し、胃や大腸など消化管のがん、複数のリンパ節転移のあるがん、血液のがんなどは、治療の適応にはなりません。
引用:一般社団法人 メディポリス医学研究所 メディポリス国際陽子線治療センター
メディポリスの治療では、陽子線をがんに効果的に照射するために、治療中にがんの位置がずれないように体を固定する必要があります。
そのため固形のがんは治療できますが、血液のがんや全身に転移しているがんの治療は難しく、治療の適応にはなりません。
1番治療数が多いがんは?
メディポリスで1番治療数が多いがんは、前立腺がんです。(2017年5月現在)
海外からの患者さんの受け入れは?
受け入れ可能です。今のところ中国の方が1番多いです。(2017年5月現在)
どんな流れで治療するの?
主治医などから紹介状を書いてもらい、セカンドオピニオンを実施後、治療について詳細な説明を受けることができます。
メディポリスで治療するかどうかは、患者さんにの意思が尊重されるので安心です。
メディポリスでの治療を選択した後は、正確ながんの位置を調べるために、CTやMRIを撮影し、治療のために患者さん専用の固定具を作成します。
データを元に約2日半をかけて治療計画が作成され、治療が開始されます。
治療台が想像以上に大きくてびっくり!
患者さんは真ん中の台に横になり治療を受けます。
陽子線は、右に写っている黒い四角の部分から照射されます。
治療中は患者さんの周囲を機械が動くので、患者さんは動かずじっとしたまま。
治療回数はがんの種類によって異なります。
治療終了後は、主治医の元に戻って術後の観察を続けていくという流れになります。
メディポリスの治療の4つの特徴
1、治療開始前に治療日数が確定する
2、仕事や日常生活を続けながら、外来での治療が可能
3、高齢者や基礎疾患を持っている方でもやさしい治療
4、治療後の社会復帰が比較的容易
指宿の山奥に、がんの治療センターがあるなんて知らなかった・・
指宿の山奥に「指宿ベイテラス」というリゾートホテルがあることも知りませんでしたが、その横に「メディポリス国際陽子線治療センター」というがんの治療センターがあることも知りませんでした。
これまでは「がんになったら切らないといけない」「副作用で髪が抜ける」という怖いイメージしかもってなかったですが、今回メディポリス国際陽子線治療センターの中を見学し、お話を聞かせていただいたことで、新しい学びがたくさんありました!
がんの治療法って1つではないんですね!
これから先の人生で「自分は絶対がんにならない!」なんて言いきれません。
誰ががんになってもおかしくない時代です。
まさかの時の選択肢の1つとして。
メディポリス国際陽子線治療センターを、覚えておきたいと思いました。
また、大切な人ががんで困っている時に選択肢を1つ増やしてあげられるように。
何にしても、情報は少ないよりは多い方がいいですね。
これまで治療の難しかった、乳がんの臨床試験もはじまっている・・!
早期乳がんに対する陽子線治療
2015年6月より臨床試験を開始肺や心臓といった乳房の奥にある重要な臓器を保護するために、仰向けとうつ伏せの体位を自在に反転できる装置を開発。
加えて、立体的で柔軟な乳房に陽子線を正確に当てるために、乳房を固定する装具の作製に3Dプリンターの技術を応用しました。
実に、4年間の研究開発期間を経て、2015年6月より臨床試験を開始しました。
メディポリスでは開院以来「切らずに治す乳がん治療」の実現を目指し、取り組みを続けてきました。
そして、5年以上の研究を経て2015年6月から臨床試験を開始したようです!
乳がんになったら「乳房を切る以外に治る方法はない!」と思い込んでいましたが、決してそうではない。
研究成果が進化し続けていくことで、今後もっと救われる患者さんが増えたらいいなと、心から思いました。
さいごに
私は今、23才。来月で24才を迎えます。
幸い家族はみんな元気で、私自身も大きな病気をしたことはなく、入院したこともありません。
でも、だからこそ「まさか」の時を想像すると怖いです。
ある日とつぜん病名を告げられたら・・。
しばらくは頭が真っ白になって、治療のための情報を集めることもできないかもしれません。
だからこそ普段の生活の中で、いろんな情報を知っていることは大切です。
せっかくがんが治っても、望まない治療方法だったら体は治ったとしても、心がついていきません。
治療した後に「そんな治療方法があったなんて知らなかった・・」と選択した自分を後悔しないように。
必要な方に必要な場面で、この記事が届いたらいいなと願っています。
PR:指宿ベイテラス/メディポリス国際陽子線治療センター
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