協力隊の協力隊
かざり(@kazali0617)です。
9/20に鹿屋市の大隅地域振興局で大隅地区地域おこし協力隊 パワーアップ会議が開催されました。
主催は地域おこし協力隊の稲森さん。鹿児島県 東串良町(ひがしくしらちょう)を拠点に活動しています。
わたしはファシリテーターアシスタント、協力隊の協力隊として参加しました。
今回は大隅地区地域おこし協力隊 パワーアップ会議のようすについて。
同年代の地域おこし協力隊と話すのは楽しいですね〜!
開催の経緯
パワーアップ会議のようすに入る前になぜ大隅地区の一個人が主催することになったのか?について。
「そういうのってどこかの団体が主催するものじゃないの?」という疑問を持った方もいるかなと。
話しは3か月前、2018年6月にさかのぼります。
意見交換会が行われた
6月から8月にかけて、大隅地域振興局主催で大隅地区 地域の若者・地域おこし協力隊等の意見交換会が開催されました。
この会は協力隊および関係機関の連携促進、県の今後の地域ビジョン策定への参画を目的に大隅地域の若者が集まり、それぞれの意見を大切にしながら話し合う場でした。
わたしは全4回全て参加。
その中でこれまであまり交流のなかった大隅地域の地域おこし協力隊と直接顔を見て話せたり、地域の方々との新しい繋がりが生まれたり、ととてもよい機会となりました。
移住してすぐに大隅エリアの地域おこし協力隊と繋がれたことは本当によかった。
8/9に4回めが開催され、大隅地域振興局主催での会は終了となりました。
このまま終わるのはもったいない!
「4か月かけて作った繋がりが会の終了とともになくなってしまうのはもったいない!」と東串良町の地域おこし協力隊 稲森さんが声をあげてくれました。
これに賛同してくれた大隅地域振興局が「次回までは会場をお貸しします」と言ってくださり、全4回ファシリテーターとして参加した永山さんも「応援するよ」ということで次回までファシリテーターをしていただけることになりました。
この次回が9/30に開催された大隅地区地域おこし協力隊 パワーアップ会議というわけです。
今回までは大隅地域振興局経由で参加を募りましたが、次回以降はFacebookを使っての開催告知になります。
この記事のさいごに次回開催のお知らせがあるので「参加したい」とワクワクした方は、ぜひご覧ください。
地域おこし協力隊以外の参加も大丈夫です。
では改めてパワーアップ会議当日のようすについて。
パワーアップ会議 当日のようす
大隅各地から16名が参加。うち14名が地域おこし協力隊です。
まずは会場をお貸しいただいた、大隅地域振興局 南田さんの挨拶から。
ファシリテーターはTen-Labの永山さんです。
14:00 パワーアップ会議スタート
まずはファシリテーターから全体に向けて今日の目的、グランドルールを共有。
・協力隊のネットワーク強化
・隊員の具体的活動のあとおし
グランドルール
・積極参加
・反応3割増し
・やわらか発言
アイスブレイク
「次回以降自分(永山さん)がファシリテーターとして入らなくても自分たちで場が作れるように」とアイスブレイクはファシリテーターアシスタントのわたしが担当しました。
ストレッチで体をリラックスさせているようすです。(めちゃくちゃ緊張した)
チェックイン
会場の緊張がほぐれた後はグループごとにチェックイン。以下の3つを1人1分ぐらいで順番に話します。
・普段やっていること
・24時間以内のグッドニュース
ここで声をだしておくことでその後のワークで自分の意見を伝えやすくなります。
コミュニティデザインのポイント
グループ内で打ち解けた後はコミュニティデザインのポイントについてミニ講義。
無意味なワークショップをさけるポイントについても教わりました。
コミュニティデザインのポイント
大隅地区 地域おこし協力隊パワーアップ会議にて。 pic.twitter.com/EyQ41rV6pM
— かざり🤳鹿児島県佐多(さた) (@kazali0617) 2018年10月4日
こちらはわたしのメモと自分なりのまとめです。
この3つの円の重なるところを攻めると自分も幸せ!地域も幸せ。
やりたいことが抜けていると「あれ?当事者は?」とプロジェクトが前に進まず、できることが抜けると実現不可能な夢物語に。
求められていることがないとやったはいいけどお客さんがいない、おせっかいになりがちです。
またさいしょから大きいことをしようと思わずに、小さいことからはじめて少しずつ仲間を増やしていくことが大事。
みんなが集まる場を作っても本当にやりたいことがある人は全体の割合でいうと2割くらい。
でもそれは全然悪いことではなく自分のやりたいことがない人はやりたいことがある人にのっかればいい。
応援も大事。
1人でワーク
ミニ講義の後は1人でのワークへ。
はじめからグループでのワークに入ると緊張して自分の思いがなかなか伝えられなかったり、意見交換がスムーズに進まないことが度々起きます。
時間を有効に使うために、まずは1人で自分の思いと向き合います。
ワークのテーマはわたしが仲間の力を借りて取り組みたい具体的なテーマ。
A4用紙を使って思いつくままに書いていきます。紙に書くのは後ほどの共有のため。
写真はわたしの成果物です。
全体からやりたい人を募る
それぞれのやりたいことを紙に書きました。
永山さん「全体からやりたいことを4つ募集します!当事者としてやりたい人は手をあげて」
男性3名。女性1名手があがりました。(南大隅町からは2人が挙手)
彼ら彼女らは話題提供者です。
4人は前にでて1人1分で自分のやりたいことについて会場全体にプレゼンをしました。1分を過ぎると永山さんがわりこんできます。
パワーアップ会議にて4つのやりたいこと pic.twitter.com/IiuU3Ap09I
— かざり🤳鹿児島県佐多(さた) (@kazali0617) 2018年10月6日
プレゼンの後は4つのやりたいことを元に4つのグループに分けます。
手を挙げた4人以外の参加者は「ぞれぞれ応援したい!」と思ったグループのイスに自由に座ります。
わたしは東串良町 地域おこし協力隊の稲森さんのグループに。わたし達は応援者です。
グループワーク
4つのグループに分かれた後は話題提供者がやりたいと思った内容の背景を3分でグループメンバーに共有。
そして応援者は「選んだ理由」「自分のやりたいこと」を1人1分でグループメンバーに共有します。
ここでおおすみハナマルシェ かずよさんが登場!
パワーアップ会議で唯一、地域おこし協力隊ではない参加者がおおすみハナマルシェ 実行委員長の隅崎かずよさんの登場です。
永山さん「4つのグループの当事者から隅崎さんにプレゼンしてもらい、隅崎さんに入りたいグループを選んでもらいます」
かずよさんはおおすみハナマルシェを運営している、大隅といえば!という方。
おおすみハナマルシェのFacebookページは1,600人がいいね!しています。
10/21には鹿屋体育大学とコラボしたミニマルシェが開催されます。
突然はじまったかずよさん争奪戦。勝ち取るのはどのグループだ・・!
勝ち取ったのは我らが稲森さんのグループでした!やったー!
かずよさんを勝ち取るのはどのグループだ…! pic.twitter.com/qOWVQlTTjd
— かざり🤳鹿児島県佐多(さた) (@kazali0617) 2018年10月4日
〜15:30 作戦会議
かずよさんが入るグループが決まった後はグループごとに「当事者のやりたいこと」を前に進めるための作戦会議に入ります。
永山さんから作戦会議のヒントが参加者に共有されました。
大隅地域振興局 局長と永山さんからフィードバック
永山さん「15:30になったら局長と僕どちらからフィードバックをもらいたいか決めてください」
局長からフィードバックがもらえる機会なんてそうそうない。もちろん永山さんも。
この日4つのグループが最もざわついた瞬間といってもいいかもしれない。
わたし達のグループは永山さんからフィードバックをいただきました。
フィードバック後、再び作戦会議
局長と永山さんからフィードバックをもらった後は再びグループ毎に作戦会議。
後半は以下の4つを決めるために話し合いました。
・次のグループMTGの日時
・FacebookまたはLINEのグループ作成
・チーム名
グループ毎に発表
作戦会議終了後は各グループの話題提供者が全体に向けて作戦会議の内容を共有。
「大隅を本気で愛している、オオスミラバーズの結成」
「もう1枚の名刺をつくる」
「映像制作について学校で授業したい」
「移住者の暮らしを本にしてまとめたい」などさまざまなアイデアと今後の作戦が生まれました。
終了・・と思いきや
それぞれのやりたいことが共有され、作戦を立てた!やった!皆さんお疲れさまでした!!と思いきや、ここで永山さんからプレゼントが。
今後自分たちだけでも今日のような場を作れるようにとファシリテーターの役割についてミニ講義が始まりました!
更にファシリテーターの知識として重要なNVC、システム思考のおまけ講義つき。
しかもポイントがまとめられた用紙まで参加者全員に配布されました。
パワーアップ会議終了
永山さんのアツいミニ講義の終わりと共に、大隅地区パワーアップ会議も無事終了しました。
参加者の皆さんお疲れさまでした!
次回開催のお知らせ
<第2回開催予定>
日時:10月25日(木) 19時から21時
場所:鹿屋市中央公民館第2講座室
参加費:無料
内容:第1回と同様(協力隊のサポートをもらって〇〇したいを発表→それを応援する人で小さなコミュニティを設 計する)参加資格:大隅地区地域おこし協力隊、活動趣旨に共感す る大隅地域のプレイヤー 会の目的
①大隅地区の地域おこし協力隊のネットワーク形成・強化
する場
②具体的なアクションの策定のための話し合いの場
です。
協力隊以外でも、会の目的に共感してくださる大隅地域のプレイヤーの方、歓迎いたします!
次回も東串良町 地域おこし協力隊の稲森さんが主催で進めてくれています。
(初ファシリテーターにも挑戦するらしいですよ)
「どんな感じか気になる!」「自分もやりたいことがある!」という方は主催の稲森さんへ参加したい思いを添えて、Facebookメッセージをお送りください。
(本会議のページは非公開設定のため稲森さんからの招待がないと見れません)
「地域おこし協力隊ってどんな人たちなんだろう?」という方も直接地域おこし協力隊と話すことで見えてくるものがあるかもしれません。
次回もわたしはファシリテーターアシスタント、地域おこし協力隊の応援者「協力隊の協力隊」として参加します!
大隅地区の活動とこれからをお楽しみに!
いい仲間と巡り会えるといいな〜。