「その「地方創生」、誰が喜びますか?」の感想と、【協力隊の協力隊】という構想について

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移住ライフがはじまって1週間が経ちました

かざり(@kazali0617)です。

 

先日マイブレーン(メンター)がその「地方創生」、誰が喜びますか?という記事を送ってくれました。

 

マイブレーンには移住する前に色々相談に乗ってもらい、移住後もわたしがTwitterやブログで発信する情報に目を通してくれていて、だからこそ今のわたしに必要そうだから送ってくれたのだと思います。

 

記事と共に「これ読んで、今の感想をブログに書かない?「協力隊の協力隊」の立場が明確になるはず。」というメッセージをもらったので書いてみます!

「協力隊の協力隊って、なんぞや?」という方は最後まで読んでいただくとわかるかと。

協力隊は、地域おこし協力隊の存在を指しています。

 

読んでどう思ったか

まずは記事の感想について。

「人口60万の地方都市で9年暮らした後、人口7500人の自治体に移住した20代が記事を読んで、どういう感想をもったか」という視点で読んでもらえればと思います。

 

よくよく読んでみると送ってもらった記事は連載形式。

前に2本同じお題で書かれた記事があり、次回更新される記事もあるみたい。つまりまだ完結はしてません。

感想を書くということで現時点で公開されている連載記事全てに目を通しました。

 

初見の感想

初見の感想としては一言。「おっしゃる通り」

地方創生とはいうけどバズる動画や、豪華なハコモノを作ることが目的になって本質を見落としてない?や、地域おこし協力隊の実態というような部分に触れていました。

その中でわたしが強く関心をもったのは町と移住者の認識の違いによるすれ違いの部分。

 

町と移住者の認識の違いによるすれ違いとは

文中の地域おこし協力隊の実態に触れる部分では「着任時に用意されてたのは机だけ。1か月経ってようやくPCなどが支給された」など実際に地域おこし協力隊になった人にしかわからないリアルが書かれていました。

わたし自身は地域おこし協力隊ではありませんが、ふたり暮らしをしている彼が地域おこし協力隊なので、ある程度実態を見ています。

着任時のようすが書かれていた部分を見て「彼の場合は机、公用車、作業着の発注、会合の経費まで手が回っていたなあ。当たり前だと思っていたけど、彼が所属する課で協力隊を採用するのは初なのにありがたいことだ!」と考えが変わりました。

 

我々よそ者は住居や身なり、最低限必要な道具の準備が整っていないことに強い不安を感じます。

反対にそれらがある程度整っていると「移住ってすごい大変なイメージがあったけど意外と大丈夫じゃん」と価値観が変わることもある。

なにより役場の職員の方々や自分が暮らす町の人たちが、自分のためにあれこれ整えようとしてくれたり「聞きたい事とかない?」と声をかけてくれると「ああ、わたしって歓迎されてるんだな」と感じます。

それによって早いタイミングでリラックスでき、移住後の慌ただしさから早く解放され、スムーズに自分のスキルを生かす動きができるようになります。

 

心が動いた部分

記事の中で一番心が動いたのは「いいように使われて任期満了後はさようなら」「やりたいことの押し付け」という部分。

地域おこし協力隊の失敗談としてよく目にするのが「地域振興のために移住したのに、役場の臨時職員扱いをされて日々の業務に忙殺され、あっという間に3年間が終わった」という話し。ネット上に少なくない数見かけます。

最悪なケースは「いいように使われて任期満了後はさようなら」とせっかく移住してくれたよそ者の存在を生かしきれずに終わってしまうこと。

また移住者側の理想や思い込み、価値観が強すぎて「やりたいことの押し付け」になってしまい疎まれるケースもあるようです。

これらの現象をここでは、地方と移住者の不幸なマッチングと呼ぶことにします。

この不幸なマッチング。0にすることは難しくても減らしたり、防ぐような仕組みは作れるんじゃないかなあ。

(ここでは対象をわかりやすくするために、移住者=地域おこし協力隊とします)

 

地域おこし協力隊と接してみて

移住前から地域おこし協力隊と話をする機会が多くありました。

会話の中で協力隊としてのミッションや、目標達成に向けて今どんな活動をしているのかについて聞くこともしばしば。

実体験を元に話してくれることが多いので状況がわかりやすく、想像しやすいので協力隊と話すのはとても楽しいです!

県内外の地域の協力隊と接する中で「地域おこし協力隊って町のパートナーであり、地域住民といっしょに走る人なんだ」とわたしの中で地域おこし協力隊とは?が明確になってきました。

 

地域おこし協力隊のミッションは各地域や所属する課によって様々ですが、わたしが聞いたのは地域の農産物を使って6次加工品を作るだったり、町の祭り事や伝承を再興させるなど。

協力はするけどあくまで主役は町の人で、その人たちのニーズを拾ったり価値観を明確にしながら、自分のやりたいことと擦り合わせて事業を進めていくのが協力隊の理想なのかなあと思いました。

おこされる気がない町で地域おこしはできません。主役は町の人。地域おこし協力隊はサポーター的存在。

町のパートナーであり、地域住民といっしょに走る人が地域おこし協力隊だと思ってます。

 

パートナーのパートナーは誰?

では、町のパートナーである地域おこし協力隊の、パートナーは誰?でしょう。

答えとしてはいっしょに町を盛り上げようとしてくれる町の人。所属している役場の担当者や課の人々があげられるでしょうか。

双方向的なパートナー関係。それが地域おこし協力隊と町の人の関係?

わたしは少し違うような気がしています。

 

町と地域おこし協力隊の関係

地域おこし協力隊と町の人はパートナーとはいっても、ある種ビジネスパートナー的要素が強いのではないでしょうか。

公私ともに仲良くなることはすばらしいですが、仲良しがすぎると関係性が曖昧になってしまいます。

例えば協力隊として祭りやイベントの運営に関わるけど、町の人からの個人的なお願いを協力隊の活動という認識で無償で受けるか。それとも自分のスキルが重要になってくるから正規の金額で仕事を受けるか。はたまた町の人ということでディスカウントするか。

 

表現が好ましくないかもしれないですが、仲良しがすぎると癒着してしまう気がします。

様々な場面でなあなあで事が進んでしまい協力隊卒業後、正規の金額で仕事を受けたくても無性もしくは、ディスカウントが当たり前だと思っている町の人。

そんな中で「今日からは正規の金額でしか仕事は受けませんよ」と言えるのでしょうか。言えたとして町の人との関係は崩れないでしょうか。

関係が崩れなかったとしても仕事の受注件数には影響しそうです。

結果としてその町に住みたいと思っていても、食い扶持がなくなってしまったために町に住み続けられないって悲劇だなあ。

仲良しがすぎた場合、払う代償って小さくない気がしませんか?

 

また地域おこしのための事業を進める上では、時に厳しい意見が出て荒波が立つことも。

国は仲良しこよしを増やすためにお金を出しているわけではない。経済的に自立した町を協力して作り上げるためには仲良しこよしだけでは厳しいのです。

例えば町の人の中に苦手な人がいたとしても、地域おこしのためには顔を合わせて力を合わせる必要がある。

感情としては接したくなくても、仕事としてビジネスパートナーだからと捉えると付き合えることもあるでしょう。

 

地域おこしに繋がるなら、ビジネスパートナーでもいいのでは?

それも一つの答えだと思います。

しかし、それでは地域おこし協力隊は孤独になってしまいます。

町の人々と新しく事業を起こす際に、何の問題もなく達成できる確率って何パーセントくらいなんでしょう。

他県の事例やデータを共有しても反応が薄い。企画を提案しても返ってくるのは「じゃあ来年やってみようか」という返事。

町は人口が減り続け、産業が萎み、1日1日衰退している。

今できるかもしれないことが、来年はできなくなる可能性もあります。

 

誰しもそうですが「これはいいアイデアだと思う!町の人に提案してみよう!」とワクワクしたのに、提案に対する返事が「じゃあ来年ね」なんて言われたら「あの人はわかってない」と多少拗ねたくなりますよね。

そんなことが繰り返されるとモチベーションは下がるし、「どうせ返ってくる返事は同じだから」と諦めが早くなりがちに。

 

弱音や本音を吐ける人が必要

ビジネスパートナー。協力して成果をあげ、売り上げを作り地域に還元する関係性。

そんな間柄で弱音を吐いたり本音で話せる時間ってどれぐらいでしょうか。

例えばうまく事業が回り始め、あわただしくなってきた時に「売上が上がるのはいいけど土日まで働きたくないよ」と町の人に言われたら?

がっくりきます。肩が落ち込みます。

 

地域おこし協力隊として日々を送っている隊員たちは、本人も気づかない内に孤独な立場に置かれているケースがしばしばあります。

だからこそ地域おこし協力隊同士、横の連携の必要性は大きく、協力隊同士のネットワークを作る場を求められるのです。

町のパートナーであり、いっしょに走る人である地域おこし協力隊。

では、地域おこし協力隊の孤独を解消するパートナーはどこに?

 

「協力隊の協力隊」が生まれた背景

協力隊の協力隊について語る前に、なぜこの言葉が生まれたかについて説明します。

そもそもなぜわたしが移住したかというと、はじまりは「地域おこし協力隊の募集があるんだけど、どう?」とおすすめされたこと。

「カップルでの採用もあるかもよ」ということで彼と2人で書類を送りました。そして彼と同じ日に面接。

結果的に協力隊として採用されたのは彼のみでしたが、面接を受ける前に彼との間で「2人とも落ちたとしても移住してみようか?」という話が出ていたので、協力隊として採用されなかったわたしもいっしょに移住することに。

 

問題発生

しかし、彼は協力隊として固定収入があるが、わたしはどうするか問題が発生しました。

仕事を探すか。仕事を作るか。

人手不足のところに人員補充の為に入るのは今住んでいる町でもできるからやりたくない。

じゃあ仕事を作るしかない!でもどうする?という思考になり、彼と2人でマイブレーンに相談にいきました。

 

マイブレーンとの会話

マイブレーン「まずは肩書きを作ることからじゃない?」

かざり「本土最南端ブロガー?はどうでしょう」

マイブレーン「もっとインパクト欲しいよね。地域おこし協力隊の嫁は?」

かざり「や、まだ入籍してないので・・」

マイブレーン「協力隊の協力隊は?」

かざり「それいいっすね!!」

 

「協力隊の協力隊」誕生

ものすごく盛り上がりひとまずの定義ができました。

「協力隊の協力隊」とは文字通り、協力隊に協力する人

 

わたしの立場からすると、地域おこし協力隊である彼をサポートするのはパートナーとして当然。

また移住を決意した要因の1つに、移住先で地域おこし協力隊をしている20代の男女がいたことが大きく、2人の活動ややりたいことがスムーズに進めばいいと思っていました。

だからこそわたしの中では、協力隊の協力隊という言葉がとてもとてもシックリきた。

 

具体的にどんな活動をしていくか

その後「協力隊の協力隊として、具体的に何をしていくか」という議論になり、とりあえず2つの方針を立てました。

「協力隊の協力隊」として何をするか

・地域おこし協力隊のポートフォリオ作り

・協力隊の活動をリアルタイムで発信

 

「協力隊の協力隊」という構想について

協力隊の孤独を解消するパートナー「協力隊の協力隊」

「協力隊の協力隊」は地域おこし協力隊のサポーターであり、いっしょに走る人

我が町のために走る町の人。走っている町の人のために走る協力隊。協力隊の活動がスピードアップするために走る協力隊の協力隊。

 

孤独になりがちな地域おこし協力隊が表立って口にだせない思いや葛藤に耳を傾ける。

そして聴くだけでなく、協力隊の協力隊から見えている地域おこし協力隊や町について客観的視点を持って考察し、発信する。

協力隊という立場だから言えないことを協力隊の協力隊の立場から代弁し、世の中に伝え続けることが最初のミッションなんだな。きっと。

協力隊の協力隊としてのミッション。

 

自分事として考えてみる

自分事として置きかえてみると悩みや不安で心が支配された時、誰かに話すだけで気持ちが軽くなった経験って誰しもがあるはず。

逆に自分の中に溜め込めばためこむほど暗い思考に陥ってしまい、潰れてしまいそうになったこともあったはず。

まずは隊員たちの声に耳を傾ける。協力隊の協力隊はそこからはじまります。

 

でも協力隊から話しを聞いたからって必ずしもアドバイスをしたり、励ます必要はないと思います。

ただただ思いに耳を傾ける。必要であれば深掘るような質問をしたり、問いを立ててみたりする。

地域をおこすためにいっしょに動く町の人には話せないことを口から出す場を作ることが必要なのです。

 

どんな人が協力隊の協力隊に向いてるか?

理想としてはずっと町に住んでいる人ではなく、よそ者。つまり移住者がいいのかなと思います。

同じよそ者として共感したり、話しが通じやすい部分が多いので。

加えてなるべく年齢が近い方が好ましい。世代間ギャップで語られるとわからないことが多いから。

町の人の中に話が合う人がいても「バラされたらどうしよう」と話したばっかしに新しい不安に襲われることもあるでしょうね。

 

「協力隊の協力隊」として今後やりたいこと

移住して約1週間。協力隊の協力隊として活動を少しずつはじめています。

まずは協力隊の活動を記録し、リアルタイムでSNS発信することから。

活動してまだ1週間ですが、いいねやリツイートがだんだん増えていて手応えを感じています。

 

理想としては、協力隊のポートフォリオを作ること。

写真と長めの文章を組み合わせて作りたい。こちらは妄想中。

 

これはお節介かもしれないけど、協力隊卒業後の将来設計について語り合う場も作れたらいいな。

地域おこし協力隊って「地域おこし」っていう言葉が肩書きに入ってるし、期間が3年と決まっているからすごく忙しないように見えてしまうけど、人生100年時代だと考えると3年って意外と短い。

協力隊の任期中は長く感じるかもしれないけど、卒業してふりかえったら案外短かったなと感じるはず。

町のために力を尽くすことも大事だけど、まずは「人生100年時代だとして、協力隊という3年間をどう過ごす?」という問いから、なんとなくでもいいので未来を描いてみる。

丁寧なプロセスを経てミッションに取り掛かる方が地域おこしの成功率ってあがるんじゃないかな。

何を持って成功なのか?という議論は別途必要だけども。

少なくとも、町と移住者の不幸なマッチングは減らせるような気がする!

 

協力隊の協力隊でしたいこと

・協力隊の活動を記録し、リアルタイムで発信する

・協力隊の特性を生かしたワークショップ、勉強会の開催

・卒業後の将来設計について語る

 

せっかく移住したから

勇気をだして移住した。

せっかく移住したのでわたしなりに町にとって必要だと思うことをやっていきます。

わたしの現時点での地域おこしに対する価値観は「これまでと同じことをしても何も変わらないだろうから、これまで町にいなかった存在として変わったことをしていく」です。

今のところ「協力隊でもないのによく役場に顔を出す」「参加したイベントレポをブログにあげる」「南大隅ライフをリアルタイムでSNSで発信する」など、これまで町になかった新しい風を吹かせられているんじゃないかな。

ブログの数字が右肩あがりなのが今の救いです。

 

さいごに

長々と書きましたが、いかがでしたか?

おかげさまで協力隊の協力隊の立場が少し明確になりました。頭がパンクしそう。

 

ここまで読んでくれた皆さまへ

的外れだったり、見当違いな解釈をしている部分もあったかと思います。

ここに書いた例え話はわたしが実際に地域おこし協力隊の方々との会話で耳にした内容です。

とはいっても同じ地域の協力隊だけでなく、日本各地の協力隊から聞いた話を織り交ぜて書きました。

 

モヤモヤさせてしまった部分や、混乱させてしまった部分がありましたら申し訳ないです。

その際は、地方に移住したある20代の独断と偏見の塊として捉えていただけたらいいのかな。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!!

 

よかったら

日本各地の地域おこし協力隊の方が読んでくれていたとしたら、本記事についてどんな感想を持ちましたか?

よかったらお問い合わせもしくは、Twitterなどでリプを飛ばしていただけたらめちゃめちゃ喜びます。

匿名でも大丈夫です。

 

わたし自身は移住してからの方が幸福度が高いような。

まだ1週間しか経っていませんが割と楽しく暮らしてます〜!

では!

 

 

 

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