原体験の影響って大きいですよね
かざり(@kazali0617)です。
11/17に鹿児島県易居町(やすい町)で体験型まちあるき親子イベント グッジョブ!探検隊 in易居町が開催されました!
グッジョブ!探検隊 in易居町とは?
子どもたちが主役となり易居町エリアを自分の足で歩き、お店の取材や職業体験などをおこない、歴史や仕事に触れ、まちの魅力を発掘することが目的のイベント。
当日は約30名の子ども達がグッジョブ!探検隊の隊員として易居町エリアの宝探しに出かけました。
町の歴史や働く人々と接する中で、隊員たちにどんな発見や感想が生まれたのか。
グッジョブ!探検隊の記録をここに残す!
「易居町」とは?
とその前に「易居町ってどこ?」という方のために簡単に説明しよう。
易居町とは鹿児島市役所周辺のエリアを指す。
近くにはかごしま水族館や離島・桜島フェリーターミナル、かごっま温泉がある。
市電やバスも多く走っていて、利便性がよい町だといえるだろう。
過去には南日本新聞社の本社などがあり、人通りが多く非常に賑やかだったそうだ。
「グッジョブ!探検隊」開催のきっかけ
冒険の記録に入る前にもう1つ。グッジョブ!探検隊が開催された経緯についてもお伝えしておこう。
グッジョブ!の実行委員会は、そもそもグッジョブ!を開催するために作られたわけではない。
はじまりは2017年11月に鹿児島市主催で開催されたリノベーションスクール鹿児島。ここで現在のグッジョブ!実行委員会のメンバーは出会った。
ReReRe Renovation!
リノベーションスクールで彼ら彼女らに与えられたミッションはまち作りの現場で、リアルな物件を対象にリノベーション事業を構想すること。
グッジョブ!はこの事業構想で生まれたオリジナルプログラムである。
2017年11月のリノベーションスクール終了後、2018年5月に騎射場(きしゃば)エリアでプレイベントを開催。
そして今月、易居町の方々や企業、行政のサポートを受けて本イベントの開催に至った。
またグッジョブ!は鹿児島市から公益性が認められ、平成30年度 市民とつくる協働のまち事業に採択されている。
…前置きが長くなってしまったが「易居町がどこにあるのか?」と「グッジョブ!が開催された経緯」についてわかっていただけただろうか。
…そうか。
ではグッジョブ!探検隊の記録をご覧ください。
「グッジョブ!探検隊」冒険の記録
グッジョブ!の隊員たちは本拠地である易居町公民館に集まっていた。
前日の雨が心配されたが、隊長ケイティの願いが届いたのかきれいな青空が広がっていた。
隊員たちは緊張している様子もなく、それぞれ会話を楽しんでいるようだった。
10:00 隊長ケイティのあいさつ
「皆さん、今日は元気にここまできてくれてありがとう!」
隊長ケイティの声が拠点に響きわたる。
「今日は知らないお店や易居町の歴史を再発見しよう!」
隊員たちはそれぞれ色んなところから易居町に集まっている。ミッションに取り組む前にお互いを知っておく必要があるだろう。
隊員をはじめ、サポーター(保護者や引率の先生、学生スタッフの皆さん)、実行委員会のメンバーそれぞれ自己紹介をした。
隊長ケイティ「子ども同士、親同士も仲良くなっていただけたらと思います」
易居町の歴史について知る
お互いについて知り合った後は易居町の歴史について。過去の風景写真を見ながら学んだ。
「昔は鹿児島駅を中心に町が発展していったので易居町には昔からのお店が多い」
「鹿児島市役所向かいのみなと大通り公園にはお堀があった」など初めて触れる情報ばかり。
まちあるき、探検へ出発!
「これから歩く町にどんな歴史があるのか?」を知ったら、いよいよ探検へ出発。ミッションは大きく3つだ。
2、お店に並ぶ雑貨や服はどこの国からきたんだろう?
3、1枚の生地から洋服ができるまでを調査せよ!
隊員たちはA、Bの2つのグループに分かれ易居町の人や歴史に触れる。それぞれ探検するルートは同じだが、進む順番が異なる。
それぞれのグループには一眼レフを持ったカメラマンがつき、隊員たちの行動を写真に納める。ここで撮影した写真は午後の報告書作成で使用する。
車や自転車に気をつけながら易居町を探検。大人のわたしでも知らないような歴史を教えてもらったり「ここにこんなお店あったんだ」と新しい発見が多かった。
隊員たちは実行委員会のメンバーから聞いた話や、お店の人に教えてもらった情報を探検資料に書き込んでいく。
戸惑うかと思いきや、さすがグッジョブ!探検隊。臆することなく目の前のミッションをクリアしていく。
日差しが強かったが体調を崩すことなく元気に町を歩いた。
易居町のお店の方々と話しながら隊員たちはどんな発見や学びを得ていたのか。午後の報告が楽しみだ。
・鹿児島市役所
・かごっま温泉
・紳士服のシモノ
・ネイティブアメリカン・アジアン雑貨店 カチナ
・イルカゲストハウス
拠点に帰還!カレーライスを食べる!
約2時間たっぷり町を歩いた後は拠点に戻りお昼ご飯だ。体調管理も重要なミッションの1つである。
お昼ご飯はイルカゲストハウス あけみさんが作ってくれたカレーライス。
ミッションをこなした体に染み渡る味だった。
報告書作成
腹ごしらえと休息の後は、報告書作り。午前中の3つのミッションをふりかえる。
隊員たちのすばらしい動きにより、もちろんオールクリア!
白い画用紙を使った報告書作りへと取りかかる。
隊員たちがさまざまなペンを使って自由に作成している間に、実行委員会メンバーは午前中に撮影した写真の印刷。
集中して報告書をつくる隊員たち。とはいえ隊員と一括りにいっても報告書にはそれぞれ個性があった。
写真をそのまま貼りつける者、白い部分をきれいに切り取る者。
写真の枚数に限度があるか尋ねる者、黙々とペンを走らせる者。
一応の見本はあるものの、同じ報告書なんて1枚もない。
それぞれのフィルターを通した易居町の姿が白い画用紙に描かれていった。
発表タイム
約1時間の報告書作成を終えた後は、1人ずつ発表タイム。
隊長ケイティ「1番心に残ったことや楽しかったことを教えてね!」
注目が集まるとさすがに緊張するのか声が震えたり小さくなる隊員も。
しかしそれぞれ自分の言葉で少しずつ話してくれました。
「奇妙なモノがいっぱいおいてた」
「かごっま温泉の歴史を感じた」
「○○ちゃんという友達ができた」
さいごは記念撮影!
全員の発表が終わった後はみんなで記念撮影。
易居町の歴史やお店がこれからどうなるかわからないけれど、今日という1日が少しでも隊員たちの記憶に残るといいなあと感じました。
ミッションコンプリート!お疲れさまでした!
当日のようすはKKBで放送予定
グッジョブ!探検隊 in易居町は、11/29のKKB Jチャンネルで放送予定です。
当日のようすを動画で見たい方はぜひご覧ください!(事前準備のようすも映るかも?)
「うちの町でも!」という方へ
「楽しそう!うちの町でもやりたい!」という方は隊長ケイティまで。
イベント当日までの準備の様子などは下記URLをご覧ください。
さいごに
子ども達に「鹿児島の未来をお願いね!」と無責任に押し付けるのではなく、今のリアルや歴史をいっしょに学ぶことで何かを感じてもらう。
1日町を歩いただけでわかることは決して多くはないかもしれない。でももしかしたら未来の何かに繋がるかもしれない。
易居町の皆さんが微笑ましく見守る姿を見て、胸がほっこりした1日でした〜!
主催 グッジョブ!探検隊実行委員会
後援 鹿児島市
協力 易居町町内会/易居町本通り会/易居町あいご会
協賛企業 株式会社シナプス/エプソン販売株式会社