なんだかんだ南大隅で暮らせている

かざり(@kazali0617)です。

5/4に根占の小濱(こはま)さんというピーマン農家さんで、収穫体験がありました。

町の小学生の授業の一環としての開催でしたが、わたしも体験させてもらいました。

ピーマン好きの方は、必見の記事になるかと・・!

 

ピーマンの収穫体験のようす

ビニールハウスに入る前に小濱さんから注意事項がありました。

「収穫のためのハサミを持ったまま走らない」「ほとんど農薬を使ってないのでハウスの中には虫もいます。体が痒くなったりしたら外に出るように」など安全面に気をつけてほしいとのこと。

その中で「ピーマンは生で食べても大丈夫だけど、ちょっとだけ拭いてから口にいれてくださいね」という言葉が。

・・ピーマンを?生で?食べられる?

 

収穫体験スタート

スタートの合図で元気よくビニールハウスに入る小学生たち。

中には町指定のゴミ袋を持って来ている子もいました。何キロ持って帰るつもりなんだ。

ちなみにその子が一番にビニールハウスに入っていきました。その真っ直ぐさ見習うよ。

 

初めて入ったピーマンのビニールハウス

初めてのピーマンハウスはすっごく広かった!当たり前だけどピーマンがたくさん!

 

スーパーで売っているピーマンは見たことあるし食べたこともあるけど、収穫前の姿は初めて見ました。

 

植物ってすごいなあ。久しぶりに自然と触れ合ったような気がします。癒された。

小学生に混じってわたしも結構な量を収穫させてもらいました。

まあ、小学生たちの半分もいかないくらいの量だけど・・。

小学生はすごかったぞ。

 

赤いピーマンを発見

ハウスの中には緑のピーマンだけでなく赤いピーマンも育ってました。

真っ赤に染まっているピーマンもあれば、緑と赤が混ざったような色のピーマンも。

なんでもピーマンは緑から赤色に少しずつ変化するらしい。栄養価は赤の方が高いけど、緑の方が早く収穫できるから主流は緑なんだって。

 

ハウスの中で食べてみた!

注意事項の共有の時に生で食べられるとは聞いたものの、口に入れるのはためらっていたわたし。

しかし楽しそうに収穫している小学生の中に生で食べている子がいるじゃないですか。しかも何人も。

人が食べているのを見たらなんだかわたしも食べたくなって(単純)実際に食べてみました。

おしりの方から一口。

 

もっと苦味が強いかと思ってましたが、ほんのり苦い程度ですごく食べやすかった!果肉がみずみずしくてハリがあり、とってもジューシー。

南大隅町産のピーマンがこんなにおいしいとは知らなかった。

種まで食べれる。残ったのはヘタぐらい。(ヘタも食べられたのかもしれないけど)

新鮮、採れたてのピーマン。驚きのおいしさでした。

 

収穫の後はQ&A

1時間ほど収穫した後は、小学生たちから小濱さんへのQ&Aの時間。

「質問ある人〜?」という引率の先生の声かけに元気よく手をあげる子どもたち。

そのまま大人になってくれ、としみじみした気持ちになってしまいました。

 

「オススメの調理方法はなんですか?」という質問では「丸焼きが一番好きですね」と小濱さん。

「種まで食べられるので丸焼きにして食べてみてください」と仰っていました。

 

料理して食べてみた

持ち帰ったピーマンは、その日の晩ごはんに。

定番のピーマンの肉詰め。

種まで生で食べられるのに捨てるにはもったいないので、種はひき肉に混ぜました。タレもおいしかったけど個人的には塩で食べた方が好きだった。

塩は南大隅町の佐多の海水で作られている楽塩(らくえん)です。牛肉用は粒が大きくて濃いです。

他に魚用と豚肉用があります。

 

ピーマン収穫したぞ!とTwitterで呟いたら「シーチキンと味噌で炒めるとおいしいよ〜!」と教えてもらったので参考にしました。

 

ご飯が欲しくなる味になりました。ちょっとだけ味噌が多かったかな。

ピーマン自体が生で食べておいしいわけだから、料理してもおいしいのは当たり前。幸せでした。

 

次の日

翌日は小濱さんオススメの丸焼きで食べることに。

歩さんがごま油とニンニクで炒め、スパイスで味付けしてくれました。

こちらも大変美味。ご飯と食べる時は焼肉のタレをかけるといいですよ。

満足度が高い晩ごはんでした。

 

南大隅町って豊かだなあ

南大隅町に移住する前に「農家さんから野菜とかもらえたりするのかなあ」「収穫体験とかできるのかなあ」と妄想したことがあったのですが、思った以上に早く願いが叶いました。

しかも両方いっぺんに叶った!これはすごいぞ。

 

自然がいっぱいで食べ物がおいしい地方なんて日本中にいくらでも存在するけど、やっぱり自分が体験すると見方が変わる。

「日本中にあるかもしれないけど、これは南大隅町にしかないよ!」って言いたくなる。

きっとピーマンのファンになってしまったんだなあ。

初めてハウスにきたわたしに「ピーマン持っていけば?」と声をかけてくれた小濱さんが作るピーマン。おいしかった。また食べるぞ。

 

南大隅町に地域おこし協力隊で来たわけではないわたし。

何から始めたらいいのか。まずはのんびり町に慣れてみるべきか。

予定のない明日が怖くなったけど、ひとまずは町を知ることから始めることにしました。

「焦ってもいいことないよ」と移住の先輩から言葉をいただいて、胸と肩が軽くなった。

 

この町で何ができるかはわからない。

でも何かしたいと思ってるし、できると思ってる。

さいしょはそんな感じでいいんじゃないでしょうか。