市立病院の近くに梅が咲いていた。

春は多分、もうすぐそこまできている。

 

 

昨年末に参加した非公開のライター講座で質問をした。

世界中を旅しながらライターとして活躍している彼女に「文章を書く時ってどんな風に書いているんですか?」と。

すると彼女は「オススメの本があって」とニコニコしながら教えてくれた。

でも、中々本のタイトルが出てこない。

「実は3日前くらいにATMでお金おろした時に忘れてきて・・」

なんと、オススメの本で文章を書く時のバイブル的な本だというのに忘れて、今手元にないらしい。

そしてタイトルも中々出てこない。

 

常日頃から「思いのままに文章が書けるようになりたい」「世の文章が得意な人はどんな風に書いてるんだ」と悶々としているわたしは「タイトルが!知りたい!誰が書いてるか!だけでも!」と焦っていた。

このまま本のタイトルがわからず「あとで調べてメッセージで送ります」なんて言われたら「待ってられん!」と頭が沸騰してもおかしくない状態だった。

幸いにも数分後に本のタイトルはわかり、数日後本屋さんで手に入れることができた。

ほっとした。

これで文章を書くのが楽になる。

救われる、と。

 

もっと軽やかに文章を

早速本を読んだ。

そして、年始からは旅するライターの彼女に教えてもらった文章作成フォーマットを使ってブログを更新している。

おかげさまで以前に比べて格段に文章が書きやすくなった。

書きたいことを思いのまま書ける日も増えたし、1本の記事にかかる時間も短縮できた。

教わったことを実践し、自分の糧にできるのはとてもすばらしい。

進化を望む人間らしい、気持ちのいい行動だと思う。

 

「学ぶ」とは、「真似る」という言葉が元になったと聞いたことがある。

真似る、真似ぶ、学ぶ。

確かに何か技術を習得するときは、1から自分のやり方で始めるのではなく師となる誰かの真似をし、型を掴んだ方が上達が早い。

また、コツも掴みやすい。

 

「思いのままに文章を書きたい」

そう願うならば、もっとたくさんの文章を読み、真似することから始めるべきなのかもしれない。

 

これまでのわたしは、主に自己流でブログを書き進めてきた。

誰かのブログやネット記事を参考にすることはあったが、構成や下準備まで真似することは少なかった。

これからは、もっともっと色んな文章を読み、文章の型を身につけていきたい。

 

守破離でいう守の部分を身につけた先に、きっとわたしらしい文章が待っている。