「ボサボサ頭の2ショット」に宿るしあわせ

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一昨日ごろから風邪をひいてしまい、鼻と喉をやられた。

幸い熱は出なかったけど、念のためお風呂は控えあったかい格好で布団に潜る2日間。

だからずっと寝間着姿で髪はボサボサ。顔もザラザラ。

積極的に外に出たいとは思えない姿をしていた。

 

ご飯は彼に作ってもらい、食後は市販薬を飲んでクッションの上でゴロゴロ。

携帯でYouTubeを見たり、人のブログを読んだり。

途中あきて、自分の携帯ではなく彼の携帯を触っていたら、彼の大きい手にそっと取り上げられた。

 

(え〜。もうちょっと見たかったのに)と胸の中で悪態をつきながら彼の手を見ていた。

すると、彼は何も言わずに親指でカメラを起動しインカメラをタップしてレンズをわたし達に向けた。

とっさに変顔をくりだすわたし。

微笑ましく見守る彼だったけど、5枚めの変顔には声を出して笑った。

5回ほどシャッター音が鳴った時、ふわっとあたたかい気持ちがわいた。

 

好きな人との2ショット。

なるべくすてきに写りたいと願うのが彼女心だろう。

しかし、昨夜のわたしは体調不良で見た目に手間をかける余裕がなかった。

でも彼は、そんなわたしと2ショットを撮った。

「写真撮ろう」と声をかけることもなく、わたしも「えー、お風呂入ってないからやだ」「髪ボサボサだからやだ」と伝えることもなく。

何の躊躇もなくシャッターボタンを押した。

 

その瞬間「あ、この人わたしのことが好きなんだな」と実感した。

この人にとってはわたしの髪がボサボサで顔が脂ぎってることはどうでもいいんだと。

 

わたしが積極的に外に出れるような姿をしてなくても、自分の携帯で2ショットを撮った彼。

その何気ない仕草に「あなたがどんな姿をしていても僕はあなたが好きですよ」と言われたような気がした。

 

きっと彼はこれから先、なんらかの形でわたしの容姿が変わってしまっても「好きだよ」と微笑んでくれるのだろう。

(彼に直接尋ねたわけではないから、どう思っているかはわからないけれど)

 

撮った写真はいつか現像して部屋に飾る。

せっかくの2ショットなのに、ボサボサ頭で照れ隠しに変顔をしている写真だけど。

わたし達の関係性が現れている、すてきな写真だと思うから。

 

 

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