学問/山田詠美「人間は、自身を汚すことで気持良くなれる生き物だからね」

学問は、とてもプライベートな面で助けられた本です。

東京から引っ越してきた仁美、リーダー格で人気者の心太、食いしん坊な無量、眠るのが生き甲斐の千穂。4人は友情とも恋愛ともつかない、特別な絆で結ばれていた。一歩一歩、大人の世界に近づく彼らの毎日を彩る生と性の輝き。そして訪れる、それぞれの人生の終わり。高度成長期の海辺の街を舞台に4人が過ごしたかけがえのない時間を、この上なく官能的な言葉で紡ぐ、渾身の長編。

 

保育園児のころから知っていたある行為に対するうしろめたさや罪悪感から
救ってもらい、癒してもらいました。

 

そんな本ははじめてでした。
背の部分はぼろぼろになってます。
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本文に救われたのはもちろんそうなんですけど、私は解説にも救われました。
解説は今年、コンビニ人間で芥川賞を受賞された村田紗耶香さんが書いています。

もーその。一緒なんです。
私もずっとそうだったんです。

解説の冒頭をちょっとだけ引用します。

私が初めて足の間で自ら性の感覚に触れたとき、私はまだ幼稚園にも通っていない小さな子供だった。
それはとっても不思議な出来事だった。
自分の足の間で起こる化学変化に、私は夢中になった。

 

私も保育園の時には、そのやり方を知っていました。
誰にも習っていないのにどうして知っていたのか、今でも不思議に思っています。

村田さんはこうも書いています。

『学問』を初めて読んだとき、主人公の仁美と、自分のプライベートな魔法を、初めて共有できた気がした。

 

最初に救われたと書きましたが、それは初めて共有できたから、救われたんだと思います。
私だけかと思っていたけど、そうじゃなかったと知れて、安心もしました。

本文でそう思えてた上に、解説の村田さんの言葉でさらに救われました。

 

 

もしかしたら、このブログを読んでくださっている方の中にも、
小さい頃から持っているじぶんだけの魔法があって、その扱いに戸惑っていたかもですね。

どこかで救われていたらいいけど、
もしまだ戸惑って、困っていたらぜひ学問を読んでください。
主人公の仁美とじぶんの姿が重なった時、きっと心が軽くなると思います。

うーん。
男性のそれとはちょっと違う、女の子の魔法の物語でもあるかも。

ごあんない

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