子どもの時はよさがわからなかったけど、大人になってから、そのよさに気づくことがある。
実家に住んでいた時は、蕎麦があまり好きではなくて、好んで食べることはなかった。
年末に年越しそばで食べるぐらいだった。
でも大人になって、のど越しとか味のよさに気づいて、薬味との組み合わせを楽しめるようになって、11月は家でもよく食べた。
わたしにとっては、NHKも蕎麦と同じで、大人になってからよさに気づき、好むようになった。
1番好きな番組は、鶴瓶の家族に乾杯。
毎回欠かさず見ているわけではないけど、すき。
じーちゃんばーちゃんと住んでたから、テレビで見るじーちゃんばーちゃんもおもしろく感じるんだよな~。
笑ってコラえてのダーツの旅もすきだなあ。
「NHKおもしろいなあ」って最初に思ったのは、スーパープレゼンテーションを見た時。
英語はわからなかったけど、字幕付きでわかりやすかった。
プレゼンそのものも毎回おもしろくて、勉強になるし、録画して見てたなあ。
スーパープレゼンテーションにはまってたタイミングで、TEDxが鹿児島ではじまってスタッフとして手伝わせてもらったなあ。
懐かしい。
実家の2階でかーちゃんと2人で夜9時を迎える時、かーちゃんはいつもチャンネルをNHKに変えた。
8:50~からのNHKニュースを見るために。
そのよさがわからないわたしは「ふつうのテレビが見たいのに」「つまんね」と思ってた。
直接言ったことがあるかは覚えてないけど、そんな風に思ってた。
ひとりっ子で周りに友達が住んでなくて、2階で1人で過ごすことが多かった。
シーンとした部屋は、理由もなく怖くて、何か音がしてないと不安だったからずっとテレビをつけてた。
おかげで、すっかりテレビだいすきなテレビっ子に育った。
16歳で実家を出てテレビを独り占めできるようになってからは、好きな番組ばかり見た。
その中にNHKは入ってなかった。
リモコンの、NHKのチャンネルボタンだけはきれいだった。
でもさいきんは、もっぱらNHKを好む。
朝や夕方のニュース、鶴瓶の家族に乾杯、ねほりんぱほりんなど。
前に比べて、NHKにおもしろい番組が増えたからでもあるだろうけど、わたしは自分が大人になったからだと思ってる。
蕎麦のよさがわかったように、大人になったからNHKのよさに気づいた。
今では、母のように21時前にNHKに変えることが多い。
蕎麦やNHKを通して、大人になったじぶんを実感するなんて、他の人から聴いたことはないけど、案外みんなわかってくれるような気がする。
いつまでも子ども心を忘れたくないともがくこともあるけど、ある面では気づかないうちに大人になっていて、何か切ないなあ。
かーちゃんがNHKに変えて、わたしもNHKに変えて、わたしの子どももいつかNHKを好むようになるのかなあ。
NHKに思いを馳せるなんて、おかしいかなあ。
ごあんない
同棲について
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