鹿児島県を拠点に、ブロガーとして活動している
かざり(@kazali0617)です。
早速ですが、いつもワンラボを読んでくれているあなたへお知らせです。
わたし達カップルは
約1年暮らした南大隅町佐多から、南九州市頴娃町へ移住します。
先日頴娃町での内見の際にNHKの取材が入り、その放送を見てご存知の方もいると思いますが、改めてわたしからお伝えしたくて記事にすることにしました。
「いきなりどうしたの?」という反応もあるかもしれませんが、移住自体は前々から考えていました。
昨年度末で彼が、地域おこし協力隊を卒業することを決意。
それからは縁を頼りに相談を重ね、先日無事に移住先で暮らす家が決まりました。
放送では移住する具体的な理由については触れていなかったと思うので、今回は改めて佐多から頴娃町へ移住を決めた理由について書いていきます。
「佐多から離れる理由をブログに書くことで、嫌な思いをする人がいるかもしれない」と中々書き進められなかったけど、ONESELF Labはわたしが自分で作った場所だし、そこで自分の考えを披露できないのはおかしい。
だから思い切って、書くことにしました。
頴娃町への移住を決めた理由
1つの大きな理由があったから今回の移住を決めたというわけではなく、細かな理由がたくさんあり、総意として佐多を離れることに決めました。
ノートに理由を書く中で、浮かんできたのはこんな言葉たち。
・佐多での暮らしを続けるには、わたし達は若すぎた
・頴娃町には自分の仕事を評価し、仕事を依頼してくれる人がいる
・佐多では港町で暮らしたから、山手で暮らすのもいいな
・頴娃町という土地や、人に惹かれている
・佐多でのライフスタイルは、人と会わなすぎる
・仕事や暮らしの選択肢が、わたし達にとっては少なかった
2018年6月に、彼が南大隅町の地域おこし協力隊として着任。
それから佐多での暮らしが始まり、約1年。
佐多暮らしは楽しかった。
佐多ねこ達と出会えたり、定置網漁に乗せてもらったり。
徒歩30秒の海で泳いだり、CM撮影を体験したり。
鹿児島市で暮らし続けていたらできない体験がいっぱいで、おもろい出会いもいっぱいありました。
でも彼が地域おこし協力隊の卒業を決めたとき、わたしの中でここで暮らし続ける理由が一気に薄くなりました。
まるで地元のような穏やかさや豊かさはあったけど、暮らし続けるのは難しいと思いました。
突然の東京旅で感じたこと
3月頃にwebサイト開設のサポートとして少し大きめの仕事が決まり、月末に振り込まれた報酬額を見た途端、「東京に行きたい」と心の声がしました。
佐多を離れ次の町へ移動する前に、東京という町を見ておきたい。
そこで自分が何を感じ考えるのか知りたい。
そんな気持ちがブワッと膨らんで止まらなくなり、刺激を求めて飛行機に乗りました。
3泊4日という限られた時間を東京で過ごして感じたことはたくさんあって、詰められるだけつめようと、感受性の袋がパンパンになるまで歩き回りました。
そこで改めて、佐多の町を離れる決意が強くなりました。
佐多はわたしにとってローカルすぎた。
刺激が少なすぎた。穏やかすぎた。
東京ほどの刺激はたまにでいい。
でも日常には、程よい刺激を求めている。
そんな自分に気づいたから、佐多より人口が一桁多い町に移動する自分を肯定できました。
佐多を離れることに対して、罪悪感に似た感情は今もあります。
でも仕方ない。
わたしはまだ25歳。
刺激を求めるのは当たり前。
大した稼ぎもないのに、今の若さで野良猫と遊ぶ日常に満足している方が、不健全だ。
次の町で何をするのか
「佐多で何もできなかったお前が、次の町で何するねん」と内なるネガティブが毒を吐きますが、何もできなかったわけじゃない。
少ないかもしれないけど、わたしは佐多での暮らしについてwebを使って発信し続けたし、わたし達がいるからと遊びに来てくれた友人もいた。
その中には初めて南大隅町を訪れた人もいた。
雀の涙程度かもしれないけれど、この町に貢献できたことはあると思っています。
そんなわたし達が、次の町で何をするのか。
1年前に佐多に移住した時と同様、具体的なことは決まってません。
ここでの暮らしと同じように町を知ることから始まり、自分ができそうなことを見つけ、貢献できる部分で力を発揮していくんだと思います。
正直今は無事に引っ越しを終わらせることに、脳みその大半を持っていかれています…。
なんとかなるという楽観はあるので、きっと大丈夫。
場所が変わっても淡々と、ぼちぼち頑張ることは変わらないです。
「佐多の子だから」と応援してくれた方へ
佐多に移住してからブログの数字が上がったり、SNSのフォロワーさんも増えました。
ということは、わたしが佐多に住んでいるから応援してくれた人もいると思います。
佐多での暮らしや佐多ねこ達についての記事を楽しみにしていてくれた方、ごめんなさい!
わたし達、佐多を離れます!
何も成し遂げてないし対して貢献はしていないけれど、次の町に行きます。
もし叶うならば、引き続き応援してください。
さいごに
1人の人間の暮らす場所が変わるなんて、世界から見たら大したことではありません。
でも自分という世界で考えると、とんでもなく大きな出来事。
家が変わるということは暮らしが変わり、食事が変わり、出会う人が変わり、自分が変わるということ。
だからこそ、この記事を書くには勇気が、自分の素直さを受け入れる承認が必要でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
次の町でも頑張ります!
今後とも生温く見守っていただけると、嬉しいです。
よろしく令和ー!#令和 pic.twitter.com/m510XjBpqd
— かざり (@kazali0617) 2019年4月30日